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ビジネス
うま味調味料の歴史と現在地

「この5年で風向きが変わってきた」うま味調味料の安全性にかかわる“風説”と長く戦ってきた味の素の取り組み 潮目が変わったのは料理研究家・リュウジ氏の発信から

1982年には「麦からビール、サトウキビから『味の素』」という広告を展開(味の素提供)

1982年には「麦からビール、サトウキビから『味の素』」という広告を展開(味の素提供)

訴求は「安全性」から「調理の味方」へ

 同社は1982年に「麦からビール、サトウキビから『味の素』」という広告を展開している。当時の消費者に向けて、「味の素は何から作られているのかわからない」という不安を払拭させようという狙いがあった。

「当時は原料や製法を正しく理解していただくことが大事でした。『麦からビール――』は原料訴求をすることで、安全性を伝える広告です。それでも一定数、不安に思う方はいらっしゃいます。その後、時代によって、原料訴求と“『味の素』を使うとおいしくなりますよ”という訴求とを使い分けながら広告を展開してきた歴史があります」(宮坂氏、以下同)

 2005年には、「味の素」の良さをもっと多くの方に知ってほしいという思いから生まれたキャラクター「アジパンダ」をキャンペーンに起用。その後、2006年出荷分からは「アジパンダ」をモチーフとした卓上瓶を販売、2015年に「アジパンダ」はコーポレートキャラクターとなっている。

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