65才からでも資金を投資に回すための工夫はできる
リタイアを考え始める60代以降でもまだ遅くはない。たぱぞうさんは65才からでも資金を投資に回すための工夫はできるという。
「いまはインフレなので、これまで“投資しない方がいい”と考えられていた高齢者層でも投資に踏みきる人が増えています。投資に取り組みたい場合は、株高のタイミングで高値づかみをして損する可能性を減らすために予算の5分の1程度ずつ、5年に分けて投資に回すのがいいでしょう。もちろん生活に困窮しては元も子もありませんから、どれくらいを投資に回すのかを見極めて計画的に行ってください」
資産1.5億超の投資家で、こころトレード研究所所長の坂本慎太郎さんは生活コストを下げて投資額を増やす方法として、地方や郊外の不動産取得を提案する。
「場所によっては300万~500万円で65平米程度のファミリータイプの中古マンションを購入できます。月々の家賃を払わなくていいのは、長期的に見て大きなインパクトがある。都心ではなく郊外で暮らすと生活コストも下げられる。浮いたお金を投資に回すことも検討しましょう」
夢の10倍株は「生活者目線」で探してみる
積み立て型の投資で、ある程度の資金を形成した後は個別銘柄への挑戦も手だ。短期間で10倍以上に伸びた株を「テンバガー」という言葉もあり、夢のある世界だが、そういった株はどのように探せばいいのか。坂本さんは経済に詳しくなくても、日々生活するなかでその気配を察知することができると話す。
「10倍株を見つけるのは容易ではありませんが、方法のひとつとして、生活者目線で伸びそうな会社を探すこと。この1~2年は空前のアサイーブームが起こりましたが、日本に初めてアサイーを上陸させた株式会社フルッタフルッタの株が、2024年には10倍以上になりました。
また、私が不動産投資をするうえでリフォームの際に、材料のメーカーである株式会社サンゲツから見積もりをとるのですが、この十数年で単価は5倍以上になっています。ということは利益も増えているはずなので、株価も上がる可能性が高いと考えられます」(坂本さん)