閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
ライフ

往年のファンが「ライブがつまらなくなった」と感じる理由 派手な演出が増えた一方、曲目の変更が困難になりセットリスト固定化 大物アーティストでも「1回見れば十分」の声

飛躍的に進化した演出とそこにはらむ大きなリスク

 エンタメ誌記者のYさんは、近年のコンサート事情についてこう解説する。

「ここ10年ほどでコンサートの演出は飛躍的に進化しました。かつては大型ビジョン、パイロ(花火や火薬)、スモーク、銀テープなどが中心でしたが、最近ではアリーナクラスの会場を埋めるアーティストとなると、LEDステージ、プロジェクションマッピング、ドローン、キネティックライト、同期型のリストバンドなど、演出はどんどん増えていて、テクノロジーの進化には驚くばかりです。

 しかし一方で、音楽面への影響も少なくありません。1曲ごとに細かい演出が設定されているため、急な曲順変更や差し替えは非常に難しくなっています。曲と演出をリンクさせるため、ドラマーはクリック(メトロノーム)を聞きながら叩くので、観客の熱量に合わせてテンポを上げたり、逆にテンポを下げて曲に抑揚をつけたりすることも出来ません。アドリブなんてもちろん無理。曲を止めて煽りを入れるのはライブの醍醐味ですが、それも“演出の一部”ということになります。

 また、特殊効果がリスキーなのも事実です。実際、私が会場に足を運んだカリスマ女性アーティストの来日コンサートで、巨大LEDスクリーンの一部が消えてしまった上、代表曲のサビで映像と音がズレてしまい、盛り上がりに水をさされたことがありました。上手くいけば没入感は最高ですが、失敗すれば客席が一気に冷えるという意味では、ハイリスクハイリターンな要素と言えそうです」(Yさん)

次のページ:「生き物」から「ショー」へ、変わるライブのあり方
関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。