パチンコ新規ユーザー獲得のためにどのような機種が求められるのか(イメージ)
近年、パチスロ人気が回復傾向にある一方で、低迷が続いているのがパチンコ人気だ。そんななか、パチンコメーカー団体は安心して遊べる「低中射幸機」に活路を見出そうとしているという──。
設置台数の推移はパチスロとパチンコで明暗
1995年をピークに年々減少しているパチンコホールの店舗数。2020年以降のコロナ禍によっても多くのホールが閉店するに至ったが、ここ数年はパチスロの設置台数が増加傾向にある。
警察庁生活安全局保安課が今年4月に公表した統計資料『令和7年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況について』によると、全国のパチンコホールにおけるパチスロの設置台数は、2023年の134万7466台から、2024年が135万5839台、2025年が136万2177台と増加している。パチンコ・パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が説明する。
「パチスロでは、メダルを使わないスマートパチスロ(スマスロ)で、従来のメダル機よりも出玉規制が緩和され、多彩なゲーム性や高い射幸性を実現できるようになりました。その結果、スマスロが後押しする形で、パチスロ人気が回復しています」
一方のパチンコの設置台数はというと、警察資料によると2023年が207万7641台、2024年が196万9913台、2025年が187万2041台と年々減少している。
「パチンコでも、ラッキートリガー(LT)という新たな出玉機能を備える機種も登場し、そのゲーム性は多彩になり、射幸性が高い機種も増えていますが、スマスロほどの支持は得られていない状況があります。また、パチスロでは2023年に登場した『スマスロ北斗の拳』が大ヒットしたことで、休眠ユーザーを呼び起こすことにつながった一方、ここ数年のパチンコでは大ヒットと言えるような機種がなく、盛り上がりに欠けているのも事実。そういった中で、パチンコからパチスロに移行するユーザーも少なくありません」(藤井氏、以下「」内同)
