「割安な銘柄はまだまだ多い」と弐億貯男さんは指摘(写真:イメージマート)
日経平均株価は6月に史上最高値を何度も更新。この株高を牽引するのはAI・半導体関連銘柄だが、なかでも際立っているのが、2024年12月の上場来で株価70倍超もの爆騰を見せた半導体メモリ大手・キオクシアホールディングス(HD)だ。直近では、乱高下の展開も見せるが、上場時から大きく飛躍したことは間違いないだろう。
この株高について、元手250万円を3億円超に増やしたサラリーマン投資家の弐億貯男さんはこう見る。
「キオクシアHDの株価上昇は期待先行だけで膨らんでいるわけでなく、業績に裏打ちされた格好です。単にAIブームに乗っかっているだけでなく、利益を伴っているので、“バブル”とも言い切れないところがあります。AI発展に伴うメモリや半導体の需要は景気サイクルに左右されるとはいえ、少なくとも今後2~3年は需要が衰えないと見ており、やはり一時的なブームとは言い切れず、まだ株価上昇してもおかしくないでしょう」(以下、「」内コメントは弐億さん)
成長株を割安に買える好機
弐億さんが指摘するように、日経平均を押し上げてきた「AIブームの申し子」であるキオクシアHDの上昇が見込めるのであれば、日経平均も当面は強い値動きが続くと予想される。
「日経平均が今後、8万円、9万円とすんなり上昇するかはさておき、少なくとも7万円台で定着するのではないかと見ています。当面はここから大きく下がることも考えにくい。というのは、日経平均はこれまで1万円弱下げても反発して高値を更新する動きを繰り返してきました。今年3月には5万1000円割れまで下がって4月27日に6万円を超え、6月初めに6万8000円を割り込んで調整するかと思ったら、急速に切り返して7万円を突破するなど強い値動きを見せています。過熱感はあるものの、すぐにリバウンド狙いの買いが入り、しかもAI発展という実需を伴っていますから、しばらくは大きな急落も考えにくい」
だとすれば、やはり株高の主役であるAIブームに乗るべきなのか。
「私自身もそうですが、このAIブームに乗り遅れた側からすれば、ここから乗り出すのはさすがに株価が高すぎるものが多い。それよりも、これまでのように割安な成長株に投資するスタンスを維持しようと考えています。
なにより日経平均が最高値更新する裏では、年初来安値を記録するなど割安な銘柄はまだまだ多い。ここにきて東証グロース250指数も低迷しているように、やはりAI・半導体関連の大型株に資金は偏重し、中小型株はますます割安になっています。これは見方を変えれば、成長株を割安に買える好機と言えます」
では、どんな銘柄に目を向ければいいのか。
