土俵上では連敗スタートとなった大の里だが…
2年目となるIGアリーナでの大相撲名古屋場所の「会場内ビジネス」はどうなっているのか──。北と東に山を背負う濃尾平野は山を下ってくる熱波で酷暑は都市のなかでは群を抜いているといわれる。そのうえこれまで会場となっていた愛知県体育館は冷房の効きが悪く、“熱帯場所”と呼ばれた。相撲担当記者が言う。
「力士たちも体調管理が厳しくなる。横綱や大関も例外ではなく、取りこぼすことも少なくない。そのため関脇以下、特に平幕優勝が多い場所と言われている」
ただ、これは新会場になっても変わらなかった。昨年は東前頭15枚目の琴勝峰が13勝2敗で平幕優勝を果たしている。しかも新横綱で登場した大の里は王鵬、伯桜鵬、玉鷲、琴勝峰の4人の平幕力士に敗れて4つの金星を配給。もうひとりの横綱・豊昇龍も若元春、安青錦、阿炎に3日連続で金星を与え、5日目から休場した。
今場所も2場所連続休場明けの横綱・大の里は初日から連敗。2日目には藤ノ川に金星を与えている。その藤ノ川は3日目に対戦した横綱・豊昇龍からも金星を獲得し、横綱初挑戦での金星獲得から対横綱4連勝。戦後初の4連続金星獲得となった。カド番大関の琴櫻も3日目に土がつくなど、今年も荒れる名古屋場所の様相を呈している。
初日から連敗している横綱・大の里は休場と背中合わせの土俵が続くが、会場内での人気は圧倒的である。出身地の石川県河北郡が近いということもあるが、大の里が土俵に上がると会場全体に応援タオルが掲げられる。その数は他の力士を圧倒している。
IGアリーナではサブアリーナに様々なコーナーが出店されている。各本場所で出店されている相撲協会のオリジナルグッズを若手親方が販売する「親方売店すも~る」はじめ、ちゃんこ売店、大相撲ガチャ、オリジナル缶バッジ、記念撮影パネルなどがあるが、大の里関連のグッズが飛ぶように売れている。
