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キャリア
老後のお金のウソと本当

老後資金の新常識は「亡くなるまでに使い切る」 計画的に使うには、勇気と知恵が必要 50代後半からの「使うトレーニング」で“お金に振り回されないマインド”を身につける

老後資金計画フロー

老後資金計画フロー

お金を「使うトレーニング」で慣れておく

 計画的に取り崩していくためには老後支出の試算が欠かせない。計画倒れにならないよう早めに取り組んで「使うトレーニング」をしておくことも老後の新たな常識となる。

「50代後半から老後資金使い始めるのは早い気がするかもしれませんが、その時期に“自分にとって価値があることは何なのか”を考えておいて、実際に使用し、減る恐怖に慣れておく。より多くのお金が必要になる前にトレーニングしておくことで、お金に振り回されずに老後を楽しむマインドが身につくのではないでしょうか」

 死ぬまでに使い切るとはいっても、やはり元気なうちでないと楽しむこともできない。プレ定年専門ファイナンシャルプランナーの三原由紀さんが言う。

「年齢を重ねるほど行動範囲が限られ、体力が徐々に衰えるため、元気なうちにお金を使った方が満足度は高い。女性の健康寿命は2022年で約75才とされるので、医療保険でいう後期高齢者入りするまでが元気でいられる平均的な期間。なので老後資金を使い始めるのは健康寿命を意識し始めるタイミングがいい。貯めるより計画的に使う方が勇気と知恵が必要なので、手順を決めるのは大事です」

 老後の生活は誰しも「初めての経験」で、誰かにとっての正解が自分にとっての正解ではない。それを忘れずに早めに準備することが必要だ。

▼▼▼第1回▼▼▼
【はじめから読む→】「年金は繰り下げがお得」は半分正しくて半分誤解 繰り下げすぎの落とし穴も

※女性セブン2026年7月30日・8月6日号

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