AI・半導体関連銘柄の先行きをどう見ているのか(写真:イメージマート)
日本株急騰の牽引役となったAI・半導体関連銘柄のなかでも大きな注目を集めたのがキオクシアホールディングス(HD)。わずか1か月あまりで最高値から3分の1の水準まで下落するなど、市場は「キオクシア・ショック」に見舞われたが、歴戦の億り人は、この相場をどう見たのか。そして、次をどう見据えているのか。
キオクシア急騰は「想定外中の想定外」
中学1年の時に親から渡された100万円を元手に投資を始め、30代で資産11億円を築いた億り人のマック・チェリーさんは、今回の乱高下についてまず率直な感想を口にする。
「まず、キオクシアの6月までの急騰は想定外中の想定外でした。ここまで上がるとは誰も思っていなかったのではないかと思います」(以下、「」内のコメントはマック・チェリーさん)
マック・チェリーさんは直近の急落を受けてなお、AI・半導体関連銘柄の先行きを前向きに捉えている。「AI・半導体をめぐる状況は実体のないバブルではなく、継続性のあるブームだと見ています」と話し、その理由としてAIの実用化が社会全体に広がっている現状を挙げる。
「実情として、多くの人がAIを使っている。Windowsが出てきた時やスマートフォンが出てきた時と同じような大きなトレンドになっているんじゃないかと思います。AIを使いこなせないでいると、かつてWindowsを使えるようにならない人が取り残されたのと同じようなことになっていく可能性があります」
そのAIを支える存在として半導体があり、大量のデータ処理や電力供給を担う分野に資金が向かいやすいと分析する。そのなかでメモリ分野の代表格として大きな利益を上げたのがキオクシアだった。
「ただ、キオクシアは爆益すぎましたね。その利益が継続するかは分かりません。そんなにおいしい市場であれば、台湾、中国、韓国などがキオクシアの分野に割り入ってくるはずです。そのため、AI・半導体関連が全体として大きなトレンドのブームだとしても、キオクシアだけはややバブル的になってしまったと見ています。かといって空売りしようとは思いませんが」
