これからの日本株市場をどう見ているのか(写真:イメージマート)
積極財政を掲げる高市政権が発足した昨秋以降、上昇を続けた日経平均株価は今年に入ってからも勢いが止まらず、6月には史上初めて7万円を突破した。しかし7月に入って以降は一転して下降線をたどり、8月も6万台前半で推移している。そうした相場状況を歴戦の億り人はどう見ているのか。
日本の株高ムードを牽引してきたのはAI・半導体関連株だった。その象徴である半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(以下、キオクシア)は、2024年12月の上場時から1年半で株価が70倍以上に跳ねあがり時価総額日本一の企業となったが、日経平均と歩を揃えるように7月に入り急落。6月22日に上場来高値の11万2700円をつけてから1か月強で株価は約3分の1まで落ち込んだ。
AI・半導体関連株はこのまま落ち目になっていくのか。日本株市場に暗雲が立ち込めるなかで希望は見出せるのか。割安成長株への超分散投資で資産10億円を達成したDAIBOUCHOU氏に、これから年末にかけての相場の見通しを聞いた。
「キオクシアをはじめとする半導体関連株は年初から6月にかけて株価が何倍にも上がっている異常な状況でしたから、これからさらに下がってもおかしくないでしょう。ただ、現在の下落基調も調整の範囲ではないかと思いますし、広くAI関連ということであれば今後も株価上昇が期待できる銘柄も少なくありません。
その一方、半導体関連に集中していた投資マネーが徐々に流れていって、他分野の相場が相対的に良くなっている。これまでAI・半導体以外の分野では株価の低迷が続く銘柄も多かったので、いわゆる『リターン・リバーサル』が見込める状況ではないかと思います」(以下、「」内のコメントはDAIBOUCHOU氏)
