投資においてももしものとき」の備えは必要だ
大規模な災害が起きると、株式市場が大きく動いたり、取引環境が不安定になったりすることがある。一方で、災害の規模や企業への影響によっては、市場全体が必ずしも下落するとは限らない。大切なのは、実際に相場が動いてから慌てるのではなく、さまざまな事態を想定して準備しておくことだ。『知識ゼロでも週3000円の投資で100万円が勝手に貯まる本』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第200回は、「災害への備え」について。
防災用品と同じように資産にも備えを
7月28日、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生しました。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
こうした災害の直後に投資の話をすることには、正直なところためらいもあります。しかし、防災用品を普段から備えておくのと同じように、自分の資産についても「もしものとき」の備えをしておくことは、決して不謹慎なことではないと思います。むしろ、いざというときに慌てず冷静でいるために、平時にこそ考えておきたいテーマです。
東日本大震災のような広域災害が起きると、株式市場全体が大きく下落することがあります。個別企業の業績とは関係なく、不安心理から幅広い銘柄が売られるのです。そんなとき、何の準備もないままだと、恐怖にかられて底値で狼狽売りをしてしまいがちです。だからこそ、事前のシミュレーションが効いてきます。
