「家具の配置」でリスクも変わってくるという(写真:イメージマート)
全国各地で地震が頻発しており、被災地に深い傷跡を残している。いざ巨大地震が起きた時、生死を分けるポイントはどこにあるのか──過去の教訓が教えるのは、「家具の配置」の重要性だった。【前後編の後編】
大型家具は「向き」に注意
家具の配置も生死を分ける。災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏が語る。
「寝室に書棚やタンスなどの大型家具があると、倒れてきて押しつぶされるリスクがあります。下敷きにならないよう寝室には重量物は置かないのが基本。どうしても設置する場合は、ベッドに倒れてこないよう“向き”に気をつけましょう」(和田氏。以下同)
家具は前に倒れてくるため、ベッドを向いた形で置くのは禁物。図のようにベッドのないところに倒れるように設置し、転倒防止金具などで壁に固定しておこう。エアコンが落下してくる可能性もあるので、頭上にエアコンが来ないようにベッドの配置を工夫することも必要だ。
さらにリビングの家具配置にも落とし穴が。ドア付近に棚やソファ、テレビを置くと、倒れて出入り口が塞がれる危険性がある。
「これらはドアから離れた場所に設置しましょう。テレビは飛んでこないようしっかり固定する。ガラスのテーブルなどのガラス製品や陶器は割れて粉々になり、けがのもとになるので、リビングにもなるべく置かないほうがいい」
