親の金融に対する知識が子どもの未来にも影響するという(写真:イメージマート)
家庭での「お金の教育」はどうすればよいか。新著『トップ1%の富裕層が子どもに伝える 世界一のお金の教育』(KADOKAWA)が話題のサブスクD2C総研代表取締役の新井亨氏は「最初は難しいことをする必要はない」という。アジア・欧米を席巻する華僑ら富裕層ネットワークとのビジネスに成功した上場企業代表が考える「お金の勉強」とは? 同書より一部抜粋・再構成して紹介する。
お金に対する知識の差が収入の差につながる
「お金の勉強をしたことがありますか?」
そう聞かれると、多くの人が少し困った顔をします。学校で習った記憶もなければ、親から教わった覚えもなく、働き始めてからも、誰かに体系的に教わる機会はほとんどないのが日本の現実です。
日本人(社会人)が勉強に使っている時間は、1日平均たった7分程度であり(令和3年社会生活基本調査結果〈総務省統計局〉)、しっかり学習している人を除いて、スマホやPCでビジネスニュースを流し読みしているだけと考えられます。
当然、そうなるとお金の勉強をする時間もまったくとれていないわけで、これが多くの日本人が豊かになれない最大の理由です。お金に対する知識の差がそのまま収入の差になっているのです。税金や投資の仕組みを理解して投資や運用をしている人たちは、会社からの給与収入が同じでも手元に残る金額が大きくなるのです。
逆に、知らない人は言われるまま手数料の高い保険に入り、運用せず貯金だけで安心してしまうという選択の積み重ねが、「損する側」に回り続けるという結果を招いています。
これは、能力の問題ではなく「知らない(知ろうとしていないだけ)」なのです。
