飲み会の会計でセコい人は嫌われる(イメージ)
飲み会の会計時には、人の金銭感覚が露見しがちだ。幹事としてはスパっと割り勘にできるとラクなのだが、酒を飲まない人や遅れてきた人などに配慮して、「あなたは少なめでいいよ」と言うこともあるだろう。だが、なかにはそうした合理的な理由があるわけでもないのに、支払いを他の人より安く済ませようとするセコい人もいる。これまで多数の飲み会でそうしたトホホな人々を見てきたネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、彼らが一時的な金銭と引き換えに失うものについて、レポートする。
会計時になると「う~ん」なんてわざとらしい演技
私が飲み会の幹事や会計係になった場合、ソフトドリンクだけの人は安くしますよ。もちろん、会費制で「一律5000円」などと決まっている場合は別ですが、すべてのものを注文し終えていざ会計、という段階での話です。5人で2万8000円だとしたら、酒を飲む4人は6000円で、ソフトドリンクだけの人は4000円という感じですかね。
率先して会計係をかって出る人もいますが、聞くとクレジットカードのポイントを貯めるためだそうです。私自身はまったく「ポイ活」はしていないので、「まぁ、いいか」という感じですが、同様にポイ活をしている人からは「あの人はセコい。みんなの分のポイントまで一人占めしてる!」なんて愚痴られたこともあります。
このように飲み会の会計では、むき出しの欲望が現れることもあるのですが、あらためて、これまでに出会った“セコ過ぎる人”について振り返ってみます。
まずは「会計時になると寝る男」です。「会計ですよー! 1人3700円ですよー!」なんて起こそうとするのですが、酔っ払ったふりをして「う~ん」なんてわざとらしい演技をし、まったく起きてくれない。頬をペチャペチャ叩いても起きない。店員から「次のお客さん待ってますから~!」と言われ、とりあえず同氏の分は幹事が支払っておき、2人がかりで彼の肩を担いで外に出る。
体重が重い彼をそこらへんに寝かせ、「次どうしようか~」なんて相談をしていると彼が消えている! あれ、あいつどこ行った? なんて探すと、駐車場の隅にまで動いており「ここの方が寝やすい。もうオレは放っておいてくれ」なんて言うわけですね。そこで皆は二次会会場へ向かうのですが、会計係が彼の分の3700円を支払ったことなど誰も知らない。
会計係は二次会の席で回収しようとしていたのですが、彼はいない。やられた! 最初から無銭飲食をするつもりで寝たふり作戦をしていたわけです。携帯電話にかけても出てくれない。確かに学生の頃はこの手のヤツはいましたし、酒に慣れていないものだから本気で潰れていた人も多かった。しかし、40歳を過ぎてまでこのセコい手口を使う者がいるのには仰天しました。
