ネックバンド型イヤホンの未来はどうなる?(イメージ)
数年前までイヤホン売り場で一定の存在感を示していた「首掛けイヤホン」が、ほとんど見当たらなくなっている。左右のイヤホンがコードで繋がっていて、「ネックバンド型」「左右一体型ワイヤレスイヤホン」とも呼ばれ、複数のメーカーから様々な商品が発売されていた。しかし今や、大型家電量販店のイヤホン売り場を見ても、目に付くのは左右が完全に分離した「完全ワイヤレスイヤホン」か、かつて主流だった「有線イヤホン」ばかり……。首掛けイヤホンは数えるほどしか見当たらない。
大型家電量販店でも見つけるのに苦労
首掛けイヤホンを愛用してきたYさん(50代/男性)は、こう話す。
「3~4年使っている首掛けイヤホンのボタンが壊れてしまったので、池袋の大型家電量販店を訪れたら、首掛けイヤホンが全然見当たらないんです。やっとのことでほんの一角に首掛けイヤホンのコーナーを見つけましたが、全部で5種類ぐらいしか選択肢がありませんでした。
完全ワイヤレスを使った時期もありましたが、失くしたり落としたりするリスクが高いですし、いちいちケースから出し入れするのも意外と面倒臭い。首掛けイヤホンは失くしたり落としたりすることがまずありませんし、耳から外しても首元にぶら下げておくだけ。すごく便利だと思うんですが……」
首に掛けるBluetoothイヤホンが普及し始めた2010年代後半から2020年代初頭にかけて、首掛けイヤホンは比較的身近な選択肢の一つだった。実際、スポーツ向けや長時間再生を重視した製品など、さまざまなタイプが販売されていた。しかし、その後のイヤホン市場の中心は急速に完全ワイヤレスへ移っていった。
