マンション市場では東武線沿線エリアに脚光が(イメージ)
近年の不動産価格上昇と住宅ローン金利上昇のダブルパンチが住宅購入層を悩ませるなか、平均的な子育て世帯にも手が届き、かつ“上昇気流”に乗って勢いがある駅はどこなのか。不動産テック企業MFSが開発したマンションAI査定サービス「CAPS」のデータから「中古マンションが7000万円未満で購入できる首都圏の駅」を抽出し、“上昇気流に乗る駅”を調査した。その結果からは、マンション価格や将来の資産価値に影響する「路線」のブランドイメージが変わりつつあることが示唆された。
直近価格の変動から見える「路線イメージ」の変化
今回のランキングでは、住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」を運営するMFSが開発したマンションAI査定サービス「CAPS」のデータを活用した。MFS取締役CMO(最高マーケティング責任者)の塩澤崇氏が語る。
「CAPSは全国47都道府県の約9割に相当する約14.6万棟のマンションを対象に、独自に開発したAIが各戸の推定販売価格などを無料で査定するサービスです。全国のマンションの“時価”や“実力”を評価できるうえ、実際の売り出し価格に対する誤差が少なく、調査の精度が高いこともCAPSの特徴です」
そこでマネーポストWEBはMFS協力のもと、「CAPS」のデータから「中古マンションが7000万円未満で購入できる首都圏の駅」を抽出。直近2年間の平均推定価格の騰落率から値上がり率が高い順に並べ、“上昇気流に乗る駅”ランキングを作成した。
一般に住宅ローンの借入額は「年収の5〜7倍」が目安と言われるため、今回の調査では世帯年収1000万円未満でも手が届く駅が対象と言える。さらに、コアオフィスエリアである東京駅・大手町駅までの「乗車時間40分以内」、かつファミリー向けの「3LDK」という条件を加え、「現役・子育て世代」という主な住宅購入層のニーズに沿うことを目指した。
MFSで不動産投資サービス「INVASE」の事業執行役員を務める不動産投資アナリストの渕ノ上弘和氏の解説とともにランキングの詳細を見ていくと、マンション価格や将来の資産価値に影響する「路線」のブランドイメージが変わりつつあることが示唆された。
この10年で、大きく人気を伸ばした路線があるというのだ。
