女子学生は「体重も増えないし、お金も節約できる」
「ダイエットと節約目的」と語る女性もいる。Cさんと同じ大学に通っている女性・Dさん(19歳)は、週4日、大学近くの居酒屋でアルバイトをしている。居酒屋では賄い飯が出るといい、「節約を兼ねて、ランチは抜き、1日1食」だと語る。
「夕飯はバイトの賄いで、基本は1日1食です。友達にランチに誘われたときは、仕方なくちょっと食べるくらいかな……。朝食を食べずに大学に行って、授業中にお腹が空いたら生協で買ったグミを食べています。ハードグミは腹持ちもいいので問題ないです。昼ごはんを食べない生活なら、体重も増えないし、節約もできるので。友達が休んでいる日は、昼休みに図書館で寝ています(笑)」(Dさん)
教員も学生を心配「食事を抜いてバイトする苦学生も珍しくない」
こうした学生たちが増えていることは、大学で教える側にも伝わっており、心配の声もあがっている。都内の中堅私立大学に勤務する大学教員の女性・Eさん(30代/経営学部)は、食事を抜くゼミ生のことを日頃から気にかけていると話す。
「『腹減った』とか『何も食べてない』という学生が本当に多いです。『しっかり食べないと倒れちゃうよ』と声をかけると、『金ないんで』と返されることも……。男女ともに、痩せている学生が増えている印象で、体調面で心配になることは多いですね。
担当のゼミが昼過ぎの3限なのですが、たまにドーナツや駅ビルで購入した惣菜パンなどの軽食を出したりします。学食をおごったことも、何回もあります(笑)。1限から5限まで授業を詰め込んで、その後は夜中までアルバイトという学生も珍しくありません。勉強に励むためにも、しっかり食事をとって健康に過ごしてほしいです」(Eさん)
SNSで注目される「ご飯キャンセル界隈」や「食事キャンセル界隈」。一見すると、一部の若者を指す誇張表現のようにも見えるが、大学キャンパス内には、実際に“昼食を削る”という学生も少なくない様子。物価高騰が止まらない昨今、こうした傾向は今後も拡大していくのだろうか──。