アナリストが注目する将来のテンバガー候補とは?(時事通信フォト)
10月5日に日経平均は一時、約3か月ぶりに7万円台を回復。その日本株市場にあって、将来的に株価10倍が目指せるような“テンバガー”候補の裾野はどこまで広がるのか。投資情報会社・フィスコ(チーフアナリスト・中村孝也氏)は、創業50年を超える金型部品メーカー「パンチ工業」(2012年上場)に注目する。
特注金型部品で世界トップシェア
パンチ工業(東証スタンダード・6165)は1975年創業の金型部品メーカーです。射出成型を行うプラスチック金型用のエジェクタピンやコアピン、プレス金型用のパンチなど、金型の構成に欠かせない部品を製造・販売しています。標準品を揃えた「カタログ品」と、顧客仕様に応じる「特注品」の双方を手掛け、特注金型部品では世界シェア首位(同社推計)にあります。
同社の強みは、約2000台の設備による一貫生産と顧客密着型の営業体制です。国内外のグループ工場や協力工場を組み合わせ、品質・納期・価格の要望に柔軟に応えています。2026年3月期の地域別売上高は中国が59.2%、日本が26.2%を占め、業種別では自動車が42.2%で最大となりました。金型部品売上に占める特注品の比率は64%で、利益率で勝る特注品を2029年3月期に68%まで高める計画です。
