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葬祭のプロが考える「これからの葬儀」
葬儀業界の男女比事情

女性社員の多い葬儀社が「良い会社」と言える理由 共通するのは肉体的負担や長時間労働を減らす仕組み 会社も成長、キャリアパスも広がる好循環でサービスの質も向上へ

葬儀業界にも女性スタッフは増えてきた(イメージ)

葬儀業界にも女性スタッフは増えてきた(イメージ)

 葬儀業界では女性従業員が過半数を占める一方、正社員に限ると女性はまだ3人に1人。前編では、業界で女性の正社員採用が進まなかった理由を解説した。一方、女性正社員が多い葬儀社には、どのような特徴があるのだろうか。葬儀業界歴約30年、1級葬祭ディレクターの赤城啓昭氏が、女性正社員の多さと葬儀社の経営状況との関係について解説する。【葬儀業界の男女比事情・前後編の後編】

葬儀社の経営力を映す女性正社員の多さ

 前編では葬儀業界全体の女性正社員の少なさについて解説しました。しかし就職サイト「マイナビ」で求人を行っている葬祭業者に限れば、2023~2025年までの3年間の新卒採用実績は、男性448人に対し、女性1472人です。一部婚礼スタッフが混じってはいますが、近年は圧倒的に女性正社員を採用する傾向にあります。

 私はよく競合他社の分析をしていたのですが、その葬儀社の女性正社員の比率を調べるようにしていました。女性正社員の比率が高いほど、経営が順調な葬儀社である可能性が高いからです。

 そもそも葬儀件数は右肩上がりで人手を必要としており、売り手市場です。女性も正社員待遇でなければ来てもらえず、女性に来てもらえない葬儀社は現場を回すことができず詰んでしまうのですが、それだけではない事情があります。

次のページ:女性が長く働き続けられる葬儀社の共通点

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