女性の視点が葬儀サービスにもたらす変化
女性正社員が増えることで、多様な人材の視点が生まれ、葬儀サービスの質の向上にもつながります。
例えば、控室のアメニティを充実させたり、女性参列者向けにストッキングの予備を用意したり、乳幼児を連れた遺族に細やかな気遣いができたりというのは、男性社員だけでは難しいでしょう。
もちろん、こうした働きやすい環境づくりやサービスの改善は、契約社員やパートにも当てはまります。ただ、女性を正社員として採用し、長期的に育成しているかどうかには、その葬儀社の人材に対する考え方が表れます。だから私は、女性従業員全体ではなく、女性正社員の比率に注目しているのです。
以上のことから本来なら一般消費者の方へ「女性正社員の多さ」を良い葬儀社の見分け方の一つとしてお勧めしたいところです。
ただ残念ながら、パッと見ただけではその女性が、正社員なのか、契約社員なのか、派遣社員なのかを見分けることができません。尋ねたところで、本当かどうか確認するのは難しいでしょう。それでもダメ元で、事前相談に葬儀社を訪れた際に、「女性正社員の比率はどれくらいか」と聞いてみるのも良いかもしれません。5割近くであれば、良い葬儀社と言えるでしょう。
▼▼▼前編記事▼▼▼
【はじめから読む→】女性の深夜労働が認められても葬儀業界の女性採用が進まなかったのはなぜ? 葬儀スタッフは夜勤でどんな仕事をしているのか
【プロフィール】赤城啓昭(あかぎ・ひろあき):1級葬祭ディレクター。葬儀業界歴約30年。運営する「考える葬儀屋さんのブログ」は月間45万PVを達成し、ライブドアブログ OF THE YEARを受賞。近著に「子供に迷惑をかけないお葬式の教科書」。テレビ、新聞、雑誌、YouTubeなどでも葬儀現場の正しい情報をわかりやすく発信中。
ブログ:https://kangaerusougiyasan.com/
YouTube:https://www.youtube.com/@kangaerusougiyasan