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ペット保険の選び方 低額保険、「ペット保険証」の利用など

犬種・猫種によって発症リスクの高い病気を知る

 動物評論家の三上昇氏は、「自分の飼い犬・飼い猫が罹りやすい病気を知ること」の重要性を説く。

「保険によっては補償の対象外となる病気を指定していることもあります。例えば、レトリバーなどの大型犬は股関節が弱く、股関節形成不全を発症しやすい。ダックスフントは高齢になると椎間板ヘルニアになりやすくなります。メスの犬であれば子宮蓄膿症のリスクもある。こうした病気やケガが補償の対象外になっていないか、加入前にチェックすべき」

一度罹った病気が補償対象外にならないか調べる

 ペット保険は1年契約などの更新制が一般的だ。ここでも、更新時の確認を怠ってはならない。

「例えば、ダックスフントの椎間板ヘルニアは、一度手術を受けても、術後の状態次第で再手術が必要になるケースが少なくありません。しかし、“更新前に発症した病気の治療は補償対象外になる”と記されている保険もあるので、更新時に注意してほしい」(前出・似内氏)

月額1000円未満「低額保険」の注意点

 近年、ペット保険の種類は増えており、月額1000円を切る低額プランも登場してきた。

「低額であるほど制限が多い。補償されるのは手術費のみで入院・通院費は補償外だったり、2回目以降の手術は全額負担になる商品が目立ちます。最小限の保険料に抑えるには適していますが、いざという時にすべて賄えると考えるのは間違いです」(同前)

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