住まい・不動産

路線価1位の「銀座」 実際に住むという選択肢はある?

銀座の家賃相場は渋谷や赤坂見附より安いという

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOが行った「住みたい街ランキング 2017」で27位にランクインした「銀座」(東京都中央区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 東京には渋谷、新宿、池袋といった大きな繁華街を形成する街がいくつもありますが、その中でも別格扱いされるのが銀座です。ニュースなどでおなじみの「鳩居堂前」(銀座5丁目)は、32年連続で路線価1位を記録しており、その額は1平方メートル当たりの価格4032万円(2017年1月1日時点)。一時は、新宿の「タカノフルーツパーラー前」にその座を奪われたこともありましたが、他の追随を許さない価格を誇っています。

 日本全国に「○○銀座」と呼ばれる街や歓楽街を生み、繁華街の象徴とも言えるのが銀座。デパートや高級ブランド店が立ち並び、「銀座で飲む≒金持ち」という図式さえ成立するほど、高級というイメージが定着した銀座ですが、この街に住むことなど可能なのでしょうか?

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