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40代男性が唱える「シルバー料金」不要論 きっかけは年金格差

「我々が住んでいる街はバス移動が主なのですが、1回の乗車賃は230円です。どこに行くのもバス移動で、バスからバスに乗り換えたりもするので、私は月に1万円はバス代を使っていると思います。しかし70歳を超えた父にはシルバーパスがあり、年1万円で乗り放題で、毎日のようにバスに乗って出かけています。

 母方の祖父母は関東地方に住んでいて、年に1度は会いに行くのですが、その際に新幹線に乗る時も、父はJRの『ジパング倶楽部』に入っているので、3割引きです。このほか映画や美術館などに行っても、父は『得しちゃったよ!』と、シルバー料金を駆使しています。

 父の年代は、払った額よりはるかに多くの年金を受け取ることができるようです。それだけでも十分に羨ましいのに、何でさらにシルバー料金で優遇されなきゃいけないんですか?」

 長生きすれば、いずれは自分もシルバー料金の恩恵を受ける年になるはずだが、「どうせ私が老人になる頃には、老人が多すぎてシルバー料金なんてものはなくなってますよっ!」と、吐き捨てるTさん。その“罪滅ぼし”なのか、父親はTさんと外食をすると、決して財布を出させないそうだ。

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