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「フェラーリ乗ったことあるか?」3歳の子供が車でマウンティング

 シンガポールで自動車を買う場合、日本で自動車を買うときの3~4倍程度の費用がかかります。したがって、例えば日本人にはおなじみのトヨタ・カローラでも、シンガポールで買うと1000万円近くかかってしまいます。シンガポールでは「自動車=輸入車」となりますから、車両本体価格に輸送費が上乗せされるため、それだけですでに高くなっています。その上に、関税(20%)、消費税(7%)、登録料、追加登録料(車両本体価格の100%)、新規車両登録権利書の費用などがかかるために、超高額になってしまうわけです。

 タクシー代や公共交通機関が日本よりもずっと安いシンガポールでは、自家用車は実用というよりは「ステータス」になっています。そうした中で持っている車の話を意図的に出してきてマウンティングする人も、中にはいるのです。

 子供が「パパ、どうしてうちにはフェラーリがないの?」と言いださないことを祈るしかありません。

◆はなわ・ようこ/ファイナンシャル・プランナー、CFP認定者、1級FP技能士。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系投資銀行に入社。退職後、FPとして独立。現在はシンガポールに在住。『夫婦で貯める1億円!』『毒舌うさぎ先生のがんばらない貯金レッスン』など著書や監修本多数。http://yokohanawa.com/index.html

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