中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「おっさんが学生様に奢る飲み会」に参加して感じた有意義なお金の使い方

 ツイッターのハッシュタグ「#おっさんタダ酒」で感想や当日の様子は知ることができるので、ここでは具体的に感想は挙げませんが、おっさん側も学生側もかなり楽しい時間を過ごし、満足度は高かったと思います。私自身も応募してくれた学生の皆さんにお礼を述べつつ、就職活動でうまくいくにはどうするか? や編集者の仕事内容をお伝えしたり、自分が学生時代に学んだ最高のものが何だったか、などを話しました。

 それと同時に、学生の皆さんが今現在考えていることや、周囲で流行っていることなども知ることができたほか、情報収集術なども聞くことができました。本当にあっという間の3時間だったのですが、たまたま私の名前を書いてくれた方の自宅が近く、もう一人もそれほど遠くはない。さらにその最寄駅から電車1本で帰れる方がいたので、一旦タクシーで移動し、私の最寄り駅近くで2次会をしました。

バカなカネの使い方をしみじみと反省する

 ここでもたいへん会話は盛り上がったのですが、店が閉店する1時過ぎで会は終了。電車で帰る方は終電で事前に帰り済みで、「それほど遠くない」方にタクシー代3000円を渡してお開きとなりました。

 この日、私が使ったお金は3万円超でしたが、実に良いお金の使い方でした。というのも、基本的に現在の私はあまり物欲もなく、飲み代以外は使わない人生を続けています。住宅ローンもないし車も持っていないし、子供もいないため教育費もかからない。そんな中、「このおっさん達と飲んでタダ酒にありつきたい」と考えた行動力のある学生との5時間を3万円超のお金を使い過ごすことができたのです。

 なんというのでしょうか……。3万円のお金というものは、キャバクラに行けばすぐに消えてしまうお金です。自分が最年長の場合、3人で行った場合1時間でそれぐらいのお金は使ってしまう。そこで交わされる会話も「○○に似てるって言われませんか?」とか「うわー、O型っぽーい!」みたいな話に加え、なぜかこちらが恐縮してキャバ嬢に意味のない質問攻めをする展開になったりもする。

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