ビジネス

ビジネスシーンで増加中の「脱・手書き」、その功罪とは

避けられないバッテリーの問題

 フリーの雑誌編集者の30代男性Bさんも、手書きノートをやめて、スマホ&パソコンに完全移行したという。

「外部のライターさんやデザイナーさんとの打ち合わせが多いんですが、そこで決まったことを議事録としてパソコンに打ち込んでおけば、後から共有しやすい。手書きだったころは、メモを見てメールで打ち直していましたから。完全に議事録ファイルを添付して送ればいいだけなので、本当にラクです。手間がひとつ省けました」

 取材をするときなども手書きより、パソコンで打ち込んだほうがラクだという。

「電話取材などの際は、電話をしながらメモを取っていたんですが、今は話しながらパソコンに直接打ち込むことも多いです。単純に手で書くよりも、タイピングしたほうが早いし、正確ですね。

 あと、最近ではチャットで取材というケースも多いですね。パソコンに打ち込んだ会話であれば、そのまま編集しやすいし、取材対象の言葉を聞き間違えることもない。手書きでメモを取っていると、自分でも何を書いてあるのか解読できないような時もありますが、それもありません」(Bさん)

 ただ難点はスマホやノートパソコンのバッテリーの問題だ。

「スマホのバッテリーが切れそうになっているのに、充電できる環境にない時は、ちょっと不安になります。完全にスマホとパソコンに依存していて、筆記用具が手元にないということもあるんですよ。スマホの充電が切れるとスケジュールが一切わからなくなるので、とにかくモバイルバッテリーは常に持っておくようにしています」(Bさん)

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