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【ドル円週間見通し】不透明なトルコリラの値動きの余波は

・8月20日-24日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)7月中古住宅販売件数 22日(水)午後11時発表予定
・予想は、545万戸
 参考となる6月実績は538万戸(年率換算)で5月実績を0.6ポイント下回った。市場予想は545万戸程度だった。中古住宅市況はやや弱含みとなっているようだが、6月の販売価格の中央値は過去最高を記録しており、この点を考慮すると7月の販売件数は6月実績を上回る可能性がある。

○(欧)マークイット8月ユーロ圏製造業PMI 23日(木)午後6時発表予定
・予想は、55.3
 参考となる7月改定値は55.1。新規受注指数は6月と同水準。将来の産出を示す指数は62.4で6月の60.7から上昇したが、景気拡大を示唆する数値ではないとみられている。8月については7月改定値をやや上回る可能性があるものの、製造業の各種指数の先高観は後退しつつある。

○(日)7月全国消費者物価コア指数 24日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+0.9%
 参考となる6月実績は前年同月比+0.8%。上昇は18カ月連続。原油高によるエネルギー価格の上昇によるものだが、エネルギー以外の品目の上昇率は鈍化しつつある。診療代、海外パック旅行費は上昇したが、通信料は下落。7月はエネルギー品目以外の一部の物価上昇率は鈍化が予想されているものの、コアの物価上昇率は6月実績と同水準か上回る可能性がある。

○(米)7月耐久財受注 24日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.8%
 参考となる6月実績は、前月比+0.8%で市場予想を下回った。輸送用機器を除く数字は+0.2%で5月実績を下回った。企業の設備投資を表す民間航空機を除く非国防/除航空機は+0.2%で市場予想をやや下回った。7月については輸送用機器を除く受注は増加するとみられているが、全体的には6月実績に近い数値にとどまりそうだ。

○主な経済指標の発表予定は、23日(木):(独)マークイット8月総合PMI、(ユーロ圏)マークイット8月総合PMI、(欧)6月ユーロ圏鉱工業生産、(米):マークイット8月製造業PMI、(米)マークイット8月サービス業PMI、24日(金):(独)4-6月期国内総生産改定値

【予想レンジ】
・109円50銭-112円50銭

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