芸能人・著名人の相続・終活
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樹木希林さん 夫・内田裕也に財産を遺さなかった真意

樹木希林さんの家族に配慮した相続術とは(写真:共同通信社)

樹木希林さんの家族に配慮した相続術とは(写真:共同通信社)

 先日の日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞は、昨年9月に亡くなった樹木希林さん(享年75)に贈られた。受賞につながった『万引き家族』など数々の作品で個性的な演技を見せた名女優は、同時に芸能界の「不動産女王」でもあった。

「20代前半に東京・大田区に戸建てを購入したのをきっかけに、不動産による資産形成を進めていった。“芸能人は収入の保障が無いから、お金があるうちに不動産を買う”というのが持論でした」(芸能関係者)

 確認できるだけでも、生前の樹木さんはかつて長女・内田也哉子(43)と一緒に暮らしていた地下1階、地上3階建ての自宅や、個人事務所が入るマンションの一室など、都内に計8つの物件を所有していた。

「物件は高級住宅地に多く、土地も含めた不動産の評価額は、合計10億円以上と言われている」(芸能記者)

 樹木さんの死後、不動産は、也哉子や娘婿の本木雅弘(53)の名義に書き換えられた。所有不動産の1つは、樹木さんが存命のうちに孫の伽羅(20)の持ち物になっていた。

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