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急増するシニア再婚、若い頃とは異なる「3つの壁」とは

シニア婚を阻む3つの壁

 1つめは「子供の壁」だ。再婚相手に財産を奪われる。そんな危機感を持つ子供は多い。

「素敵な男性と出会ったのですが、『再婚するなら絶縁、孫にも会わせない』と娘さんに言われたそうです。娘さん夫婦にとっては、財産が半分私にいくのが嫌だったみたいで…。私は財産に興味はなく、ただ一緒に暮らせればよかったのですが、同棲や事実婚は受け入れられないと言われ、別れました」(72才・女性)

 2つめは「財産の壁」だ。財産目当ては実際にいる。詐欺もあるので注意が必要だ。

「会社経営をしている私にはそれなりの資産がありましたが、妻とは死別、子供もいませんでした。婚活パーティーで知り合い、おつきあいを始めた女性は一回り年下の美人で48才。最初はデートにもなかなか応じてくれなかったのに、資産の話をしてから彼女の態度が急変。やけに結婚を急かすようになり、一気に冷めました」(60才・男性)

 過剰にほめたり、高級な食事やプレゼントを頻繁にする相手は男女ともに要注意だと立花さんは言う。入籍は相手の身元を確認してからにし、財産は個々で管理する約束をした方がよいという。

 3つめは、「介護の壁」だ。病歴を隠す人は多い。生活変化で認知症を発症する可能性もある。

「ひとり暮らしが長かった夫は、私と住むことで生活が大きく変わり、そのストレスで認知症を発症…と聞かされたのですが、本当は、つきあっている時から認知症の予兆はあったようです」(67才・女性)

 親の介護がないからと安心してはいけない。病歴を隠す人は多いので、一緒に健康診断に行くのも手だ。

※女性セブン2019年4月11日号

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