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女性の下着観に変化  見た目のかわいさよりも「楽」がいい時代に

女性下着の流行が変化した背景とは(イメージ)

女性下着の流行が変化した背景とは(イメージ)

 女性の下着観が変化しつつあるようだ。女性下着大手のワコールホールディングスの2019年3月期は大幅減益となっているが、同社の事業のなかで、ワイヤレスブラジャーを展開する「ブラジェニック(BRAGENIC)」は好調を維持しているという。実際、ノンワイヤーブラは現在注目を集めているようで、ユニクロをはじめ、各社力を入れて展開している。下着の価値観はどう変わっているのか、女性たちの本音を探った。

 20代会社員・Aさんは、ワコールは確かに質が良く、作りもしっかりしているが、価格面や機能面からユニクロを選んでしまうと話す。

「ワコールは1個で6000~7000円くらいする。ユニクロだとノンワイヤーブラが1個2000円くらいなので、それと比べるとモノは良いかもしれないけど、どうせ消耗品と考えると、ちょっと高いかなって。ノンワイヤーを知ってしまうと、楽だし、ワイヤー入りのものにはもう戻れない。ちょっとかわいいものが欲しいときは、ウンナナクール(ワコールの低価格ブランド)で買っています。ここだと1個3000円くらいなので、まあ許容範囲かな、と」(Aさん)

 以前はピーチ・ジョンを愛用していたという“元ギャル”の30代・Bさんは「ギャル文化の衰退」も影響しているのではないかと考えているという。

「私が10代の頃、ピーチ・ジョンはちょっと派手で他にないデザインが多くて魅力的でした。私もヒョウ柄の紐パンや紐ブラとか着けていましたし。女の子同士のプレゼントでも、ピーチ・ジョンは喜ばれたものでした。でも今は、そんなギャル文化は衰退し、ナチュラルな着け心地と機能性重視という時代。少し寂しい気もしますけどね」(Bさん)

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