中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

副業禁止のはずなのに…! 私が見た「会社員の闇営業」の実態

 もちろんギャラは規定の料金を支払いますが、会社員に仕事をお願いする場合は、必ず「御社は副業禁止じゃないんですか?」と聞くようにしています。「禁止ではありません」と言われたらまったく問題ないのですが、「禁止なので、絶対にバラさないでください。でもやらせてください」と言われることもあります。また、「禁止といえば禁止ですが、別に法律で“副業禁止”なんてものはないので、イザとなれば、私も争う覚悟です」と言う人もいます。

 各人様々な事情はあるものの、必ず伝えるのは以下の一言です。

「あなたの事情はさておき、私の会社では、あなたに発注した事実と支払った金額は記録し、キチンと確定申告の時期の前に『支払調書』を送ります。それをあなたの確定申告に使ってください」

 そして、以下も付け加えます。

「確定申告をするかしないかはあなたの自由ですが、もしも弊社に税務査察が入った場合は、あなたにも税務調査が入る可能性があります。その時に、ヤバい事態にならないように注意してくださいね。こちらとしては、あなたが申告しようがしまいが、『あなたに発注した事実』はキチンと税務署に報告しますんで」

 私としては、優秀な人が副業で自分の仕事をやってくれるのだから感謝なのですが、さて、気になるのが一体いくら稼げるか、ですよね。当然執筆量により異なりますが、少ない人で月に2万円、多い人で月10万円といったところでしょうか。搾取しているわけではなく、量に応じライター専業者と同じ規定の額を支払っているだけです。

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