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キャリア

飲食店の「覆面調査」アルバイトに同行 バレずに一般客を装えるのか?

飲食店の「覆面調査」バイトの実態とは?(イメージ)

 一般客になりすまし、飲食店の店員の接客などを調査する「覆面調査」というアルバイトを聞いたことはあるだろうか。依頼するのは店の経営者で、店員の素の接客ぶりを調査して、その結果を元に店を改善していくというものだ。

 覆面調査のバイトをするには、まず覆面調査会社に登録する必要がある。この登録自体はものすごく簡単だ。面接などがあるわけではなく、誰でもホームページから簡単に登録ができる。登録が終われば、あとは数ある案件から自分に合ったものに応募し、当選したら実際に店に行って調査をし、終わったらアンケートに答えるという流れとなる。店は場所や行く時間、行く人数、利用金額などの条件で探すことができる。調査会社によって異なるが報酬は現金だったりポイントだったりする。

 5年間で300件以上の覆面調査をし、150万円の報酬を得ている30代の男性に話を聞いた。

「友達や家族と外食するときはまずは覆面調査の案件を探します。そこでいいのがあったら応募して行くようにしています。例えばこの前は妻と2歳の息子の家族3人で焼肉チェーン店に行きました。お会計が6000円だったのですが、クーポンを使って1000円引きとなりキャッシュバックが4500円だったので500円で夕食が済みました。家で食べるのに比べて、買い物に行く手間や洗い物の手間もなくなるので妻はいつも喜んでいます」(以下同)

 家族3人の食事が500円で済むとはかなりお得に感じる。とはいえ、調査の内容やその後のアンケートに苦労はないのだろうか。

「調査によって内容は異なるのですが、大体は入店から着席までの接客、注文時や商品を提供する際の接客、追加注文や中間バッシング(空いたグラスやお皿を下げること)、お会計から退店までの接客などです。他には料理やドリンクの提供時の写真を撮ったり、店内やトイレの清掃状況を見たり、店員の名札をチェックしたりいろいろやることはあるのですが、慣れたら簡単ですよ。終わってからアンケートを書くのに30~45分くらいかかりますが、スマホでできるので大体通勤中の電車の中で書いちゃってます」

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