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パチンコ・パチスロ店の「イベント」全盛時代 今では考えられないサービスの数々

2019年8月26日 16:00

 もはやパチンコ店での“イベント”は壊滅的になりつつあるようだが、かつての“イベント”は一体どういったものだったのだろうか。A氏が「イベント全盛期」だったという2000年代初頭を振り返る。

「個人的にパチンコ・パチスロ店のイベントがもっとも盛り上がっていたと感じているのは、2002年から2003年くらいでしょうか。4号機と呼ばれるパチスロ機全盛の時代で、『パチスロ北斗の拳』や『吉宗』などが稼働していた頃。パチンコよりもパチスロの方が盛り上がっていて、夕方くらいになると高設定を入れている台にそれを示す札が刺さるホールなんかもよくありました」

 なかには、かなり極端なサービスを実施するホールもあったという。

「たとえば、朝イチから一部の台に設定6の札が刺さっているホールもありましたよ。朝から晩まで設定6を打てば、大勝ちする可能性はかなり高いということで、開店前から多くの客が押し寄せていたものです」

 とはいえ、設定6の札が刺さっていても、その台が本当に設定6なのかどうかを見抜くことはなかなか難しい。

「珍しいケースだと、打っている途中に店長がいきなりやってきて、台を開いて設定表示ボタンを押してくれるお店もありました。本来、店側が客に対してそのようにして設定を公開することなんて、ありえないですからね。もちろん、現在はそんなことはできない。ホールとしては、ちゃんと客に還元するイベントを開いているんだぞという証拠を示したかったのでしょうが、今となっては信じられない時代です。実際、そういったホールはネットなんかでもかなり話題になっていて、大きなイベントの時には地方から訪れる客も多かったようです。

 ちなみに、私もその店にはよく通っていたんですが、リニューアルオープンの時に朝イチから全台に設定6の札が刺さっていたときは、度肝を抜かれました」

 そういったサービスは、客にとっては嬉しいものである反面、“深追い”をしてしまう可能性も高くなるという。

「高設定が入っていることをアピールするホールだと、客としても“この台はもしかしたら設定6かもしれない”と思い込んで、設定が低い台を打ち続け、その結果大負けしてしまうこともある。そういう意味では、露骨すぎるイベントもちょっと怖いですよね」

 ギャンブル依存症が大きな問題となっている現在、やはり射幸心を煽るイベントが開催できなくなっているのは当然の風潮だろう。パチンコ・パチスロ店でのイベントは、もはや昔話の中の存在となったのだ。

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