家計

キャッシュレス決済なら「ポイント3重取り」が基本戦術に

政府の実施する「最大5%還元」だけじゃもったいない

政府の実施する「最大5%還元」だけじゃもったいない

現金で支払った場合はポイントは「なし」

 一口に「キャッシュレス」といっても、クレジットカードや電子マネーなど種類が多く、どれを使えばいいかわからない。一体どれがいちばんお得なのか。菊地さんが話す。

「今いちばんお得なのは、問答無用で『QRコード決済』でしょう。サービスを提供する各社がポイント還元率の高さを競う大規模なキャンペーンを打ち出し、熾烈な顧客獲得競争を展開しています」

 QRコード決済とは、自分のスマホの画面に表示したQRコード(バーコード)を、店のレジで読み取ってもらうことで、買い物の金額を請求される仕組みだ(一部に、店側のQRコードを自分のスマホで読み取る方法もある)。

 請求された金額は、(1)銀行口座やクレジットカード、銀行ATMから事前にQRコードにチャージしておいたお金から、または(2)クレジットカードの後日決済から、または(3)銀行口座の即時引き落としから支払う3つの方法がある。

 ならば、わざわざQRコードを使わなくても、クレジットカードだけでいいと思うかもしれないが、使ってみると、スマホの画面を見せるだけというのは早いし手軽だ。スマホに暗証番号を入力するので、落としたら勝手に使われるクレジットカードよりもセキュリティー度も高い。

 何より、クレジットカードとひも付けることで、QRコードで支払った際のポイントと、クレジットカードのポイントの「2重取り」ができるのだ。これに加え、政府のポイント5%還元が上乗せされ、「3重取り」になる。

 現金で支払った場合は何も介さないためポイントは「なし」。クレジットカードなら、政府の還元が付いてポイントは「2重取り」できる。QRコード決済などの電子マネーが最強で、クレジットカードを経由して支払えばポイント「3重取り」だ。

 つまり、現金で支払っても、なんの得にもならないどころか、本来もらえるはずのものがもらえず「損」をする。どうせもらうなら、仕組みを最大限活用して3重取りを「基本戦術」にしてほしい。

※女性セブン2019年10月17日号

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