街中で見かけることが増えたのが、ワイヤレスイヤフォンを付けて、歩きながら通話する若者たち。スマートフォンとはケーブルなしで接続しているため、周囲からは独り言を言っているかのように見えることも……。また、周囲の目が気になるという点では、スマホの音声入力も、耳にスマホをあてていないことから不思議がる人もいるようだ。
20代の女性・Aさんは、仕事を終え、自宅の最寄駅から家までを歩く間、週1回ほどの頻度で友人とワイヤレスイヤフォンを使って通話することがあるという。
「ただ歩いて帰るだけでは時間がもったいないので、電話で話します。イヤフォンを使うのは、手がふさがるのが嫌だから。電話しながらコンビニやスーパーで買い物も出来ますし、スマホでのタッチ決済の際に、通話が途切れることもありません」(Aさん)
しかし、歩きながらの通話を不思議がっている人が多いことにも気がついている。
「デメリットというほどでもありませんが、特に年配の方には、独り言を言っているように見えるようで、不思議そうな顔をされることもしばしば。迷惑そうに顔をしかめられたこともあります。電車の中で話しているわけでもないし、歩きながら通話するのと変わらないと思うのですが、なぜかイラッとする人も多いようです」(Aさん)
音声入力が普及している中国との違い
まるで独り言のように見えるといえば、スマホへの音声入力も同様。訪日歴7年の30代の中国人男性・Bさんは、中国での実情と、日本での普及についてこう話す。