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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「今度飲みましょう」を真に受けるとすごく喜ばれるのはなぜか

「今度飲みましょう」という言葉は社交辞令とは限らない

「今度飲みましょう」という言葉は社交辞令とは限らない

「私には人望がない……」と焦ると思う方もいるだろうが、意外と簡単な人望の作り方がある。それは「約束を作り、守る」ということだけなのだという。一体どういうことか。最近、この簡単なことをするだけで様々な人から驚かれ、信頼感が高まっているというネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。

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 11月に仕事や大規模パーティーなどで出会う人から言われることがあります。それは「今度飲みましょうよ」や「忘年会か新年会やりましょうよ」という一言です。後者については、12月・1月の2か月間に区切っているため、本気で言っているかもしれませんが、前者については社交辞令で言っている場合があります。

 あるいは、「この人、忙しそうだけど、ダメ元でこの人を誘ってみよう」ということかもしれません。こう言われた時、ある程度こちらに対して好意を持っていることが分かった場合、私はすぐに手帳を出し、「いつ空いてますか?」と聞き、その場で会う日を決めます。

 場合によっては「社交辞令で言ってるのにマジで受け取るんじゃねーよ……」と思う人もいるでしょうから、ここはその時々で臨機応変に判断しなくてはなりません。社交辞令であることが明らかなのであれば、「そうですね、今度飲みたいですねー(棒)」という返事でOKです。でも、社交辞令でない場合はこの「手帳を出す」ないしは「グーグルカレンダーを出す」という行為により「うわ、この人本気だ」と思ってもらえます。

 ここで予定を合わせ、取りあえず日程を決めるだけで、信頼できる人と思われるようです。予定が1か月後の木曜日だったとした場合、その手前の日曜日か月曜日ぐらいに「木曜日、場所はどこがご都合よろしいですか?」と聞いてみる。実際に私がこれまで何度も経験したことなのですが、こう返事が来ます。

「えっ、本当にあの約束、生きていたんですか! 覚えていただいてありがとうございます。私はもちろん手帳に書いていましたけど(笑)」

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