住まい・不動産

東急田園都市線の「溝の口」が住みたい街上位に選ばれないワケ

 住みたい街ランキングの調査方法は、「都道府県→沿線→駅」の順で、住みたい駅を選びます。そこで田園都市線を選ぶ人が、いかにもオシャレな三軒茶屋、二子玉川、たまプラーザを選ぶのは自然な流れなのかもしれません。

 ただ、住む街としての溝の口の実力は、同等かそれ以上だと思います。駅付近にはマルイ、商業ビルの「ノクティ」があり、スーパー、ドラッグストア、100円ショップ、家電量販店、大手銀行の支店などが揃っていて、生活の便は文句なし。飲食店もあらゆるジャンルの店があり、居酒屋の充実度は目をみはるものがあります。パチンコ、カラオケ、ゲームセンター、ボーリング場など、アミューズメント施設も揃っており、老若男女が退屈しない状況です。

 魅力的なのが家賃です。ワンルーム・1K・1DKの家賃相場は、三軒茶屋の10.18万円、二子玉川の8.42万円、たまプラーザの7.51万円に対し、溝の口は7.41万円(ライフルホームズ調べ。12月12日時点)。さらに先のたまプラーザよりも安いのですから、これはお手頃です。徹底的にオシャレな都会生活を送りたいのなら、三軒茶屋や二子玉川に軍配が上がるかもしれませんが、実際の住みやすさや家賃相場などを総合的に見れば、まったく負けていない街だと思います。

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