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「フリードマンは敵ではない」森永卓郎氏が衝撃を受けた経済本

 ただ、フリードマンが高い経済分析能力を持っていることは、間違いのない事実だ。フリードマンは元々保険数理士を志す理系出身だから、理念や理論先行ではなく、実際のデータを重視する。データをきちんと分析して、経済のメカニズムを解明する。それは科学者として正しい態度だ。

 いま日本経済は再びデフレに陥落する瀬戸際に立たされている。我々は、もう一度フリードマンの経済分析を学び直す必要があるのではないだろうか。

※週刊ポスト2020年1月17・24日号

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