キャリア

我が子に「早期教育」を施す母親たちそれぞれの思い

 2歳の子供を持つ共働き家庭の30代の会社員女性・Cさんは、英語教材を複数購入。毎日最低でも30分は学習のための時間を作っている。

「グローバル化を考えると、英語教育は必要不可欠。生後7か月までに『英語耳』を作ることの重要性を聞いたので、音声と映像コンテンツを中心とした学習を始めました。当初はYouTubeの英会話チャンネルを見せていましたが、体系的な教育ではないので不安がありました。きちんした英語教育を施したいという思いから、知名度のある教材を複数購入しました」(Cさん)

 Cさんの家庭で購入したのは、小学校就学前までが対象となる20万円の教材と、人気キャラクターが登場する高校卒業分までの100万円の学習教材だ。

「どちらもコンテンツの中身に大差はない印象ですが、特に不満もありません。普段は騒いでいますが、動画を見ると大人しくなり私も家事もしやすいので、その点では満足しています。早期教育に意味がないという意見もありますが、子供にはどんどん成長して欲しいので、これからも続けようと思っています」(Cさん)

 子供自身の希望で習い事を始める例もある。20代専業主婦・Dさん家庭の場合、3歳の娘の志願により、バレエ教室へ通うようになった。

「きっかけはテレビの子供番組。本人がやりたいと行ったので、体験教室から始めました。指導は厳しく、保護者は建物の入り口にすら入れない。そのためか自主性が育まれていると感じます。知らない世界を覚えて帰って来る子供を見ると、頼もしく感じます」(Dさん)

 早期教育は子供の能力や社交性を伸ばすだけでなく、親が子供の将来について安心できる材料になっている側面もあるようだ。

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