家計

財布がパンパンの「カード肥満」、残すべきクレカの見極め方

「使っているクレジットカードは、交通系と流通系が2枚ですね?」と聞かれると、乗り鉄のオバはすかさず「50才以上が入会できる『大人の休日倶楽部』のミドルカードは年に3回、JR東日本やJR北海道の全線(一部除く)乗り放題のお得なキップが購入できるんです」と語る、語る。

「ポイントもつくし、目的も明快。お得感ありますね。エポスのゴールドカードは招待された人しか入れない貴重なカード。年会費がずっと無料なので二重丸です。空港のカードラウンジも無料です」(綿谷さん)

 えっ!! これは初耳。知らなかった!! やだ、損した! と、悔しがるオバの横で黙って金色のカード4枚と、そのほかのカード7枚で計11枚を並べるまっちゃん。

「ええーっ、でもこの数、信じられない。ざっと見ても年会費だけで4万円、いや、5万円近いかも。なんでこんなことに……」と綿谷さんが驚くと、「それがよく覚えてないんです。気分のいい時に声をかけられて、お得かも~と思って~」だって。「4万円あったら、海外旅行に行けた」と半泣きだ。むむむ。まっちゃん、恐るべし。

「では、増えすぎたクレジットカードをさっそくシェイプしていきましょう」と綿谷さん。このあたりから、“病”が深いのはまっちゃんと見定めた綿谷さん。グルリと体の向きを変えた。

「クレジットカードは大きく分けて3種類。交通系、通信系、流通系です。1枚ですべてをまかなえるカードがあればいいんですけど、そうはいかない。それで平均2.7枚。2~3枚ですね。それを目指しましょう」(綿谷さん)

 まっちゃんの場合、交通系と通信系はどうにか1枚ずつにできたけど、数枚の老舗デパートが絞れない。

「どのデパートも、それなりに買い物してるし、ゴールドだとポイントがすぐに貯まるしな~。え~絞れませ~ん」

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