家計

家計簿アプリのネックとなる「現金支出」をどうまとめるか

 もちろん、現金支出の分は手動で入力する面倒さも残りますが、それはルールを決めることで解決できます。お勧めの方法は【1】「毎月の月末」などタイミングを決めて、【2】費目を毎月支出する比率でざっくりと現金支出を分類し、【3】その月の中で収支が合うように入力する──という方法です。

 例えば私は、月末になったら、まず銀行から引き出した合計金額と財布に残ったお金の差額を計算します。これが「現金支出」になります。そうして全体の収支を把握すると同時に、現金支出の額を、ざっくりと食費・日用品費・使途不明金の3つの費目に均等に振り分け、入力します。これなら現金支出について細かく分類しなくても、大まかな家計の様子は見えてきます。

 そうして家計を「見える化」することが、資産防衛の第一歩になると思います。

◆しみず・あや/CFPR、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員I種。30歳でファイナンシャル・プランナーとして独立、長野・東京で活動中。主に30~40代の「普通のくらし」を求めている方への「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念として活動している(http://www.fp-saku.com/)。

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