マネー

コロナで支払いできない! 保険会社や税務署に“猶予”を頼んでみた

コロナで保険料や税金の支払いも大変…

コロナで保険料や税金の支払いも大変…

 猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、業種によっては深刻な収入減に見舞われるケースも出ている。フリーライターである筆者の場合、当面の生活に困るような状況ではないものの、広告関連の仕事で広告主が出稿をキャンセルしたり、延期になる取材が出てきており、4月以降の収入が見込んでいた額よりかなり少なくなりそうで不安が募る。

 そんな時に限って、出ていくお金は多いものだ。一番大きいのが5年に分けて支払う契約になっている子どもの学資保険で、63万円の請求が控えている。期限は3月末で、これまでに支払えないと、保険契約が原則、失効してしまう。

 筆者の事業は法人化しているため、法人税も痛い。特に昨年は想定以上の売り上げを記録してしまったために、法人税や法人都民税、法人事業税など合計39万円も課税されてしまった。報道によると、政府は5月に支払い期限を迎える3月決算企業の法人税納付を1年猶予する方向で検討しているらしいが、1月決算の弊社は3月末が納付期限だ。決定を待っていると延滞になり、利息にあたる延滞税がかかってしまう。

 調べたところ、保険会社では新型コロナウイルスの影響で困っている契約者に対し、保険料の払込の期限を延長する払込猶予や、解約返戻金の範囲内でお金を貸してくれる「契約者貸付」の利率を0%にする特別措置を講じているようだ。お金を借りるほどではないが、支払いの期限を延ばしてもらえるとありがたい。早速、契約している保険会社に電話をかけてみた。

 オペレーターに払込猶予をお願いしたい旨を伝えると、「担当者が折り返します」とのことでいったん電話を切られたが、数時間後に折り返しの電話をもらえた。こちらの希望はすでに伝わっており、3月末の期限を9月末に延長すると言われた。新型コロナウイルスの影響で本当に収入が減っているのかとか、そもそも収入が減るような職業なのかといった詳細は、一切確認されなかった。

 ちなみに、「9月より早く払い終えるから、分割で支払えないか」と交渉したが、払い方を変えると契約内容が変わって予定利率が変わるので、「9月でいいから全額一度に払ってほしい」という返答だった。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。