キャリア

腰痛悪化、子供乱入… 慣れないテレワークの苦労をどう乗り越えるか

テレワークを効率的に楽しみながらこなすコツは?(イメージ)

テレワークを効率的に楽しみながらこなすコツは?(イメージ)

 新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、テレワークの推進がますます求められるようになった。だが、実際に慣れないテレワーク勤務を始めたはいいものの、苦戦を強いられている人も少なくないようだ。どうすれば在宅でうまく仕事をこなせるのか、そのコツをつかみ始めたという体験者たちに話を聞いた。

 30代男性会社員・Aさんは、本格的なテレワークに移行してから、仕事に集中できないことが悩みの種になった。

「長時間の通勤が苦痛なので、会社の近くに家賃が高くても無理して引っ越したばかりなのに、コロナが流行して在宅勤務に……。めちゃくちゃ損した気持ちと通勤がなくなってよかったという複雑な気持ちでしたが、本当に大切なのはそうした点ではなく、仕事に集中できる環境づくりだったと痛感しています」(Aさん)

 一人暮らしのAさんの部屋は1Kの間取りで、いつも寝ている部屋に“仕事場”ができることになる。そうしたことから、最初はオンとオフの切り替えに苦労したという。どう環境を整えたのか。

「生活のすべてをルーティン化するのが一番だと思います。例えば、僕の場合なら朝一番には嫌でも複雑な仕事を片付けること、その後に休憩して好きな企画出し、メールとLINEは1時間ごとにチェック。

 食事は楽しみの一つだったので、最初は“選ぶ喜び”を重視していました。昼にパスタやサンドイッチを作って食事を楽しんだこともありましたが、それも1回だけ。今は朝は毎日同じもので、昼も夜も前の晩のうちに買い出しに行って、メニューを決めておく。服装も面倒ですが“作業着”を設定して、着替えることでスイッチをオンにすることを意識しました。

 それから、大切なのは音楽。一定の音楽ではなく、この作業には“コレ”みたいなプレイリストを作っておくと楽しい。サブスクはもちろん、YouTubeで無料提供されているライブ動画を集めて、『後で見る』に集約。ときには観客の掛け声に合わせて、ときに少し大きめに声を上げることも。気分が上がりますし、誰とも話さないなかの“発声練習”にもなります(笑)」(Aさん)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。