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コロナで生じる“空き時間” 「やりたかったこと」に前向きに取り組む人たち

「三食を自炊する必要がでてきた上に、料理への時間を避けるようになったことから、旨味を凝縮する低温調理機や、独特の風味付けが出来る燻製ロースターなどの調理機器を買い揃えました。時間はかかりますが、肉や魚介類がびっくりするほど美味しく仕上がる。それ以外に、今はスイーツにも挑戦していますし、これまで平日はなるべく控えていたニンニクや餃子も、匂いを気にせず思う存分楽しめるようになりました。今度は自家製の漬物や梅酒にも挑戦してみたいです」

DIYに家計の見直しも

 30代の男性会社員・Cさんは、部屋の大がかりな整理きっかけに、家具の自作に挑戦したという。

「生活環境を整理して物を減らした結果、さらなる整理のための棚が欲しくなりました。満足な既製品がなかったため、関心のあったDIYをする良い機会だと考え、本棚を自分で一から組み立てることに。道具や木材、塗料はすべてネット通販で注文し、YouTube上の動画を元に計15時間をかけて3列の棚を作成。コストも既製品購入の半額で抑えられて、満足しています」

 30代の女性会社員・Dさん夫妻は、コロナ禍の経済状況を鑑み、自分たちの家計の見直しを行った。

「仕事や職場が、急に無くなってしまうかもしれない時代。万が一の場合に備え、夫とともに先送りしてきたキャッシュフローの“見える化”を行っています。月々の無駄な支出、使っていないポイントカードやクレジットカードの処分、利回りの良い金融サービスの契約など、やるべきことは多い。家計の見直しが終わったら確定拠出年金、投資信託、長年出来ずにいた株式投資にチャレンジするなど、自分の身を守る資産形成をしていこうと考えています」

 コロナ禍で空いた時間を前向きに捉えている人も少なくないようだ。

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