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急増する「コロナ離婚」 3つの実例から見えてくる判断ポイント

 貴子さんは、『もうこれ以上、この人と一緒にいても邪魔なだけ。定額給付金の10万円も趣味のパチンコに使われてしまいそうだし、コロナが落ち着いたら家を出ようって思っています!』と語っています」

 露木さんはこの事例のように、いまの状況で「配偶者を足手まといだ」と感じるならば離婚という選択をしても良いのではないか、と指摘する。

「コロナ危機の長期化に伴って、休校の有無による子どもの学力格差、自粛対象の有無による業種間の経済格差、マスク調達の有無で生じる感染リスク格差など、これまでは想像だにしなかった問題が次々と発生しています。新しい問題に直面したとき、配偶者は足手まといだと感じ、自分ひとりで解決したほうがいいと感じるならば別離を考えても良いかもしれません」

 ──ここまで、3人の相談者の実例を挙げてきたが、露木さんによれば、離婚すべきか迷った時に判断する最大のポイントは、「人生には限りがあると体感したいま、配偶者は最良のパートナーかどうかを考える」ことだという。

「新型コロナウイルスにはワクチンや特効薬もまだ開発されておらず、思わぬ形で命を落とす可能性は誰にだってあります。そうした中で、今後の人生をどのように過ごしたいのかを再考したとき、隣にいるのは誰が良いのか──。そこが大きな判断ポイントになると思います」

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