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お金の危機への“最終手段”、年金担保貸付で助かった人・苦しんだ人

2020年7月11日 7:00

「年金担保貸付」は便利な制度だが注意点も(イメージ)
「年金担保貸付」は便利な制度だが注意点も(イメージ)

「老後はお金を使わず、穏やかに暮らしたい」――そう望んでも、医療費や介護に関する出費など、むしろ老後の方が、大きなお金が必要になることが多い。そんな時にお金がなかったらどうしたらいいのだろうか。実は「年金でお金を借りられる」制度があるということは知っておきたい。

「年金担保貸付」は、独立行政法人福祉医療機構(以下、WAM)の代理店が窓口となり、年金を担保にして融資を受けられる制度。貸付の上限額は一部のケースを除いて200万円で、融資利率は年利2.8%(労災年金担保貸付の場合は、2.1%)。銀行のカードローンなどと比べると、かなり条件はいいといえる。返済期間は2年6か月以内で、月々の返済額は年金受給額の3分の1が上限とされており、1回の借り入れ額の平均は51万円ほどだという。

 夫とふたり暮らしの後藤聡美さん(67才・仮名)は、ガス給湯器が故障し、工事費込みで約40万円が必要になった際、年金担保貸付制度を利用した。

「給湯器業者のローンプランよりも利率が低いので年金担保貸付を利用しました。毎月の返済額は2万円ほど。その後、息子からの援助もあって、繰り上げ返済できました」

 医療費として借りる人もいる。高額療養費制度(*注)があるとはいえ、保険診療適用外の治療の場合は、全額が自己負担となり、その出費は大きい。

【*注/同一月にかかった保険診療の対象となる医療費の自己負担額のうち、規定額を超えた分が払い戻される制度。規定額は年齢や年収によって異なり、70才以上で年収約156万円~370万円であれば、5万7600円を超えた分が払い戻される】

 夫のがん治療のために年金担保貸付を利用した丸川孝子さん(70才・仮名)は、次のように語る。

「保険適用外の陽子線治療を行うことになったため、高額療養費制度が利用できず、100万円近い出費になったんです。すでに医療保険も解約していたので、年金担保貸付があって助かりました」

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