田代尚機のチャイナ・リサーチ

米中対立が中国株を押し上げる構図 中国ハイテク企業が本土回帰へ

 4-6月期の実質経済成長率は3.2%。1-3月期と比べて10.0ポイント上昇、市場予想と比べ0.7ポイント上振れした。新型コロナウイルスの封じ込めに成功、周到な金融緩和、新型インフラ投資拡大、自動車消費促進策などの政策効果もあって、景気は順調に回復しているように見える。相場環境は悪くない。

 米中の緊迫した関係が続く中、上海総合指数は時折、押し目はつけるだろうが、強い上昇トレンドが出るのではないだろうか。

文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。メルマガ「田代尚機のマスコミが伝えない中国経済、中国株」(https://foomii.com/00126/)、ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(http://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も展開中。

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