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インド進出のココイチ トッピング・辛さ選択は現地で受け入れられるか

2020年9月30日 7:00 マネーポストWEB

 現地の食習慣を考慮し、ベジタリアンとノンベジタリアン向けにメニューを分けたほか、ノンベジタリアンメニューにも牛肉や豚肉は使用せず、鳥肉や山羊肉を用いた商品を提供している。ただし、カレーソースは日本から輸入し、日本式のカレーライスをベースに、日本の「ココイチ」同様、トッピングやご飯の量、カレーの辛さを自分好みに選べる手法を現地でも提供するという。客単価は約550ルピー(770円前後)を想定している。

「カレーハウスCoCo壱番屋」インド1号店の店内の様子(写真/時事通信フォト、三井物産提供)

 筆者はココイチに行くと、カレーソースは「ビーフカレー」で「やさい」をトッピングし、辛さは「5辛」を選択する。気分によっては「らっきょう」も付けるところだが、大体いつもこの決まった組み合わせだ。1~10辛まである辛さのうち、「5辛」は程良い「中辛」のように思うかもしれないが、実は5辛は1辛の12倍の辛さで、毎度舌が痺れるような感覚になる。10辛ともなれば相当の辛さになるが、好みによって辛さの選択ができる点は、インド人にも受けるのではないだろうか。

 ただ、アナリストは、「(ココイチの)インド事業の出足は想定よりも苦戦しているようだ」と分析している。インドでは、コロナの感染拡大が依然として拡大基調にあり、累計感染者数は500万人を突破。世界でアメリカに次ぐ感染者数となっている。一方、人口に占める若年層の比率が高いことなどから、死亡率は患者数が多い国に比べて低い。

 失職者が増えていることもあり、インド政府は経済立て直しのため全土で規制の解除を進めているところだが、コロナが収束に向かう過程で、日本式のカレーがインドで受け入れられるかは未知数だ。同社は、米国や中国、タイ、韓国などにも進出しており、これらの国で既に多くの多店舗展開に成功している。海外でのノウハウは十分にあると見られるが、インドでも多店舗展開ができるくらいの規模になれば、業容の拡大に弾みがつく可能性もありそうだ。

【プロフィール】和島英樹(わじま・ひでき)/経済ジャーナリスト。国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)。日本勧業角丸証券(現みずほ証券)、株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年ラジオNIKKEI入社。解説委員などを歴任後、2020年6月に独立。1985年から株式市場をウォッチし続け、四季報オンライン、日経マネー、週刊エコノミストなどへの寄稿多数。

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