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【ドル円週間見通し】新型コロナ感染再拡大を警戒し上げ渋りか

・11月16-20日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)10月小売売上高 17日(火)午後10時30分発表予定
・予想は、前月比+0.5%
 参考となる9月実績は前月比+1.9%で市場予想を上回った。自動車、衣料、外食、娯楽の伸びが目立った。10月については新型コロナウイルスの感染再拡大の影響があることから、伸び率は9月実績を大幅に下回る見込み。自動車を除く数字も9月実績の+1.5%を下回ると予想される。

○(日)10月貿易収支 18日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、+2500億円
 参考となる10月上中旬分の貿易収支は+2681億円で黒字幅は前年同期比+15.9%。10月上中旬の輸出入額はいずれも減少したが、輸入額の減少幅が大きかった。昨年10月の貿易収支(黒字額)は+112億円程度にとどまっており、今年10月の貿易黒字額は市場予想には届かない可能性がある。

○(米)10月中古住宅販売件数 19日(木)日本時間20日午前0時発表予定
・予想は、644万戸
 参考となる9月実績は654万戸。販売件数は4カ月連続で増加した。販売価格の中央値は31.18万ドルで前年同月比+14.8%。在庫物件が十分でないことから、販売価格は上昇している。10月については在庫物件の増加は小幅にとどまっていることや、販売価格が上昇していることから、販売件数はやや減少する可能性がある。

○(日)10月全国消費者物価コア指数 20日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比-0.7%
 参考となる9月実績は前年比-0.3%。観光需要喚起策「Go To トラベル」事業の影響で宿泊料が30%下落したことなどが要因。10月については宿泊料金、電気代、ガソリン価格などの低下や全般的な需要鈍化の影響を受けて、下落率は9月実績をやや上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(日)7-9月期国内総生産速報値、(中)10月小売売上高、(中)10月鉱工業生産、(米)11月NY連銀製造業景気指数
・17日(火):(米)10月鉱工業生産、(米)9月企業在庫、(米)9月対米証券投資状況
・18日(水):(英)10月消費者物価指数、(米)10月住宅着工件数、(米)10月建設許可件数、(加)10月消費者物価指数
・19日(木):(豪)10月失業率、(欧)9月ユーロ圏経常収支
・20日(金):(日)10月全国消費者物価指数、(英)10月小売売上高、(加)9月小売売上高

【予想レンジ】
・103円00銭-106円00銭

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