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貧しい女は見世物か? 女子大生が『ボンビーガール』に覚える違和感

2020年12月30日 16:00

『幸せ!ボンビーガール』への問題提起(公式サイトより)

 劇団ひとりやハリセンボン、水卜麻美アナらが出演するバラエティ番組『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)。同番組は「お金がなくても幸せに暮らそう」をコンセプトに、貧乏でも幸せな人生を送る女性「ボンビーガール」を紹介する人気番組だ。

 これまで多くのボンビーガールが前向きに生きる姿が紹介されてきたが、同番組に違和感を覚える人もいるようだ。地方から上京して東京の私立大学に通っている女子大生・Aさん(21歳)が語る。

「女性の貧困が社会問題として深刻化しているなか、『楽しく明るくあたたかく』描くというタテマエで、その姿を見世物にして良いのでしょうか? 『イヤなら観なければいい』というのかもしれませんが、そういう次元の問題ではないと思います」(Aさん)

 自身も上京し、アルバイトに励みながら学費を捻出しているというAさん。現在通う私立大学では、学費や入学手続時納入金などを合わせて、初年度合計130万円ほどを納めなくてはならない。「これでも理系学部に比べれば、かなり安価なほう」だとAさんはいう。

「この番組内では、地方から大きな荷物やキャリーバッグを持って上京し、右も左も分からず東京の街に放り出され、家探しをする女性の『無知』が強調されていると思います。私自身、アルバイトしながら学費を払い、社会問題に関心を持って勉強している。そういう個人的な事情もあり、バラエティで『若い女性の貧困と無知』を結びつけるような演出の構図に対して、すごく違和感を覚えます」(Aさん)

 Aさんのように学費をアルバイトで工面し、奨学金を借りながら大学に通う女子大生は少なくない。そうした学生と日々接している大学教員・Bさん(40歳)も、次のように語る。

「番組では、上京したばかりの女性が右往左往する姿を、スタジオにいる芸能人が“バラエティ”として笑うという構図が常態化している。たとえば、入居してすぐにガスや水道、電気の開通、テレビのセッティングなどができない女性の姿などが“ネタ”にされます。

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