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【ドル円週間見通し】欧州経済停滞でドル選好の可能性も

・3月29日-4月2日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)3月CB消費者信頼感指数 30日(火)午後11時発表予定
・予想は、96.0
 参考となる前回実績は91.3。先行指標的な3月ミシガン大学消費者信頼感指数は83.0で2月実績の76.8を大幅に上回った。新型コロナウイルスの感染流行は終息していないものの、ワクチン接種のペース加速や追加経済対策などの効果が期待できることから、3月の数値は2月実績を上回る可能性が高い。

○(米)3月ADP雇用統計 31日(水)午後9時15分発表予定
・予想は、前月比+50万人
 新規失業保険申請件数はゆるやかに減少している。さらに、米国各州で経済活動の拡大が報告されていることから、3月における民間部門の雇用者増加数は直近数カ月の実績を上回る可能性が高いとみられる。

○(日)日銀短観1-3月期調査 4月1日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、大企業製造業DIは-1
 参考となる前回10-12月期調査の実績は、-10。1-3月期は緊急事態宣言の期間延長の影響があるものの、一部業種を除いて経済活動の過度な委縮は回避されたとみられる。そのため、大企業製造業DIの変化幅はプラスとなり、ある程度改善する可能性が高い。

○(米)3月雇用統計 4月2日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+56.5万人、失業率は6.0%
 失業保険新規申請件数は減少傾向にあること、経済活動の段階的な拡大によって各業種で採用は増加していることから、非農業部門雇用者数は大幅な増加となる見込み。失業率については労働参加率の動向次第となるが、雇用拡大によってやや低下するとの見方が多いようだ。

○その他の主な経済指標の発表予定
・3月30日(火):(日)2月失業率、(独)3月消費者物価指数
・3月31日(水):(日)2月鉱工業生産、(中)3月製造業PMI、(英)10-12月期国内総生産改定値、(独)3月失業率、(欧)3月ユーロ圏消費者物価指数、(米)3月シカゴPMI
・4月1日(木):(豪)2月貿易収支、(中)3月財新製造業PMI、(米)3月ISM製造業景況指数

【予想レンジ】
・108円00銭-110円50銭

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